【労災保険でよくありそうな質問】

1.通院費の請求は可能ですか?

2.就業後のアルバイトでの労災保険は?

【回答】

副業・兼業されている場合の労災保険ですが、それぞれの会社との雇用関係に基づいた適用・給付が行われます。

例えば、A社に実働8時間勤務し、その後B社に勤務していたとします。

A社での労災保険の対象は、

・自宅からA社までの出勤が通勤災害。

・A社での勤時間中が業務災害。

B社での労災保険の対象は、

・A社からB社までの出勤が通勤災害。

・B社での勤時間中が業務災害。

・B社から自宅までの帰宅が通勤災害。

A社での業務・通勤災害は、A社で支払われた賃金に基づき保険給付が行われます。

B社での業務・通勤災害は、B社で支払われた賃金に基づき保険給付が行われます。

A社で業務災害により休業した場合、B社にとっては、B社との業務と関係のない欠勤と扱われます。

A社の休業補償は、特別支給金を含め平均賃金の8割相当ですが、B社は0になります。

逆に、B社が8時間勤務、その後、副業としてA社に勤務していた場合、A社での業務災害・通勤災害による休業ではB社は0になります。

この休業が長期に及んだ場合、生活が成り立たなくなる恐れがあることになります。

多くの会社は就業規則で「副業・兼業禁止」を定めており、懲戒処分の対象になることもあり得ます。

少なくとも、就業規則で「副業・兼業禁止」を定めている場合は、副業・兼業を避けるべきだと思います。

余談ですが、B社で1日労働時間8時間、その後、A社は8時間超えて労働者を使用したことになりますので割増賃金を支払う義務があります。

午後10時以降については、深夜割増も支払わなければなりません。

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